問10 2013年1月実技(保険顧客)

問10 問題文と解答・解説

問10 問題文

Aさんの平成24年分の所得税の確定申告に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句または数値の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。

Aさんの場合,平成24年中にX株式会社から支払を受けた給与の収入金額は840万円であり,( 1 )万円を超えないため,平成24年中の所得が給与所得だけであれば,所得税の確定申告は不要である。
しかし,Aさんには,給与所得以外の所得として一時払終身保険の解約返戻金があり,この解約返戻金に係る所得金額が( 2 )万円を超えるため,所得税の確定申告が必要となる。この場合の所得税の確定申告書の提出期限は,原則として,平成25年( 3 )までである。

1) (1) 1,000   (2) 50   (3) 3月31日

2) (1) 2,000   (2) 20   (3) 3月15日

3) (1) 2,500   (2) 30   (3) 3月1日

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問10 解答・解説

所得税の確定申告に関する問題です。

給与所得者は通常年末調整されるため、確定申告は不要ですが、給与の年間総額が2,000万円を超える場合には、確定申告が必要です。
Aさんの給与収入は840万円ですので年末調整の対象者となり、所得が給与所得だけなら確定申告不要です。

しかし、年末調整を受けている給与所得者でも、給与を1ヶ所から受けていて、給与所得や退職所得を除いた各種所得の合計が20万円を超える場合には、確定申告が必要です。
Aさんには、給与所得以外に一時所得(一時払終身保険の解約返戻金)がありますが、一時所得は総所得金額を計算する際に、その2分の1が合算対象のため、確定申告の要否も2分の1が20万円を超えるかで判断します。

一時所得=収入額−収入を得るために支出した額−特別控除50万円 ですので、
よって一時所得=500万円−400万円−特別控除50万円=50万円
従って、その2分の1の額:25万円>20万円 ですので、確定申告が必要です。

また、所得税の確定申告の期間は、所得が生じた年の翌年2月16日から3月15日までです。

従って正解は、(1) 2,000   (2) 20   (3) 3月15日

第4問             問11
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