問3 2013年1月実技(保険顧客)
問3 問題文
最後に,Mさんは,《設例》に基づき,Aさんが60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合の老齢基礎年金の年金額を試算した。Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を試算する計算式として,次のうち最も適切なものはどれか。なお,年金額は平成24年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 786,500円×(108月/480月)
2) 786,500円×(456月/480月)
3) 786,500円×{(456月+24月×1/2)/480月}
問3 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
また、Aさんには20歳からの24月の未納期間がありますが、未納期間は、保険料納付済月数にはカウントされませんので、Aさんの老齢基礎年金の計算式は、以下の通りです。
Aさんの老齢基礎年金=786,500円×(348月+108月)/(40年×12月)
=786,500円×(456月/480月)
従って正解は、786,500円×(456月/480月)
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