問5 2019年9月実技(個人資産)
問5 問題文
次に、Mさんは、Y投資信託について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「TOPIXは、東証株価指数と言われる株価指数です。東京証券取引所市場第一部および第二部に上場している内国普通株式の全銘柄を対象とする株価指数で、株価水準の高い銘柄(値がさ株)の値動きの影響を受けやすいという特徴があります」
2) 「購入時手数料はありませんが、運用管理費用(信託報酬)の負担があります。一般に、運用管理費用(信託報酬)は、Y投資信託のようなインデックス型の投資信託のほうがアクティブ運用の投資信託よりも低いという特徴があります」
3) 「つみたてNISAの対象となる投資信託は、Y投資信託のようなインデックス型の投資信託に限定されており、アクティブ運用の投資信託は対象となっていません」
問5 解答・解説
株式指標・投資信託の運用手法・つみたてNISAに関する問題です。
1)は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、東証1部上場銘柄のすべてを対象とする時価総額加重型の株価指数です。
東証株価指数(TOPIX)は、単なる全銘柄の平均ではなく、時価総額で加重平均した値(時価の多少を加味した平均)のため、時価総額の高い企業の株価の影響が大きくなります。
これに対し、日経平均株価は、構成銘柄の株価を修正平均したものであるため、株価の高い銘柄(値がさ株)の値動きによる影響が大きくなります。
つまり、TOPIXは「時価総額が高い=株価が高く発行済株式総数が多い」企業の影響が大きいですが、日経平均は株価の高い企業の影響が大きくなるわけです。
2)は、適切。運用管理費用(信託報酬)は、投資家が負担するコストで、信託財産から所定の金額が日々差し引かれます。
投信の成績に関わらず差し引かれますので、出来るだけ信託報酬が安いほうが投資家に有利な投信ということになりますが、インデックス型の投資信託は、市場平均等の指標に連動することを目指すため、市場平均を上回る必要がなく、アクティブ運用の投資信託よりも運用管理費用(信託報酬)が低いという特徴があります。
3)は、不適切。つみたてNISAは、一定の要件を満たす株式投信・ETFが対象ですが、インデックス型に限定されてはおらず、アクティブ運用の投資信託も対象に含まれます。
よって正解は、2
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