問11 2018年1月実技(個人資産)
問11 問題文
仮に、Aさんが丙土地と丁土地を購入し、丙土地と丁土地を一体とした敷地上に住宅を建築する場合、建築基準法による最大の建築面積は、次のうちどれか。
1) 10m×18m×60%=108u
2) 10m×19m×60%=114u
3) 10m×19m×100%=190u
問11 解答・解説
建築面積の上限に関する問題です。
設例にある「建築基準法第42条第2項により特定行政庁の指定を受けた道路」とは、都市計画区域にある幅4m未満の道で、建築基準法上の道路とみなしているもの(2項道路)です。
2項道路の中心線から2m後退した線が、道路との境界線とみなされるため、みなし道路境界線と道までの部分(セットバック部分)は、容積率や建ぺい率の計算の際、敷地面積に算入されません。
セットバックで後退する距離は、現在の道路幅に対して、4mに足りない分の幅員の2分の1です。
本問の場合、南側の市道が幅員2mで2項道路ですから、セットバックした場合の後退距離は、
(4m−2m)÷2=1.0m
よって、
この土地の面積=(丙奥行10m+丁奥行10m−後退距離1.0m)×間口10m
=19m×10m
最大建築面積=土地面積×その土地の建ぺい率 ですので、
この土地の最大建築面積=19m×10m×60%=114u
よって正解は、2
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