問2 2014年1月実技(保険顧客)
問2 問題文
次に,Mさんは,Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式として,次のうち最も適切なものはどれか。なお,Aさんは,X社を退職後,60歳になるまで国民年金の保険料を納付するものとし,老齢基礎年金の年金額は,平成25年10月時点の価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 778,500円×(191月/480月)
2) 778,500円×(453月/480月)
3) 778,500円×(468月/480月)
問2 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
Aさんは昭和45年1月9日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
また、Aさんには20歳からの15月の未加入期間と、21歳からの12月の未納期間があります。
未加入期間と未納期間は、保険料納付済月数にはカウントされないため、その分満額の老齢基礎年金よりも支給額は少なくなります 。
※未加入は年金受給資格期間としてはカウントされます。
Aさんの老齢基礎年金=778,500円×(262月+191月)/(40年×12月)
=778,500円×(453月/480月)
従って正解は、2) 778,500円×(453月/480月)
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