3級FP過去問解説 問1 2014年1月実技（保険顧客）

はじめに，Ｍさんは，妻Ｂさんの出産および育児休業に係る社会保険からの給付内容について説明した。Ｍさんが，Ａさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして，次のうち最も適切なものはどれか。

妻Ｂさんが，出産予定日に産科医療補償制度に加入する医療機関で出産した場合は，所定の手続により，健康保険から１児につき（　1　）の出産育児一時金が支給されます。また，妻Ｂさんが出産休暇（産前産後休業）を取得し，その期間について事業主から報酬の支払を受けられなかった場合は，所定の手続により，１日につき標準報酬日額の（　2　）に相当する金額が，出産手当金として健康保険から支給されます。
さらに，妻Ｂさんが育児休業期間中に事業主から報酬の支払を受けられなかった場合は，所定の手続により，（　3　）から育児休業給付金が支給されます。

1)　(1)42万円　(2)３分の２　(3)雇用保険

2)　(1)35万円　(2)３分の２　(3)健康保険

3)　(1)42万円　(2)４分の３　(3)健康保険

出産手当金・出産育児一時金・育児休業給付金に関する問題です。

産科医療補償制度に加入している産院・病院で出産すると、出産育児一時金が42万円、そうでない場合は39万円支給されます。

産休中に会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金として、1日につき標準報酬日額の3分の2が支給されます。

さらに、育児休業期間に会社からの給与がない場合、雇用保険から育児休業給付金が支給されます（暫定措置の適用により、支給日数30日当たり　休業開始時賃金日額×30日×50％）。
（本来は40％のところ、暫定措置で50％になっています。）

よって正解は、1)　(1)42万円　(2)３分の２　(3)雇用保険

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