問11 2013年9月実技(個人資産)
問11 問題文
Aさんは住宅の買換えにあたって「特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例(以下,『本特例』という)」の適用を受けることを検討している。本特例について説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして最も適切なものは,次のうちどれか。
本特例の適用を受けた場合,買換資産の取得価額に対応する部分について譲渡益の( 1 )相当分の課税を繰り延べることができる。本特例の適用を受けるための主な要件は,以下のとおりである。
〈主な適用要件〉
・譲渡資産の対価の額が( 2 )以下であること
・譲渡資産を所有している期間が,譲渡した日の属する年の1月1日現在において( 3 )超であること
・譲渡資産である住宅に居住している期間が,( 3 )以上であること
・買換資産について,個人が居住の用に供する部分の床面積が50u以上,敷地の面積が500u以下であること
1) (1) 100% (2) 1億5,000万円 (3) 10年
2) (1) 100% (2) 2億円 (3) 5年
3) (1) 80% (2) 1億5,000万円 (3) 5年
問11 解答・解説
居住用財産の買換え特例に関する問題です。
居住用財産の買換え特例では、売った家より買った家のほうが高ければ課税繰り延べ、逆に売った家のほうが買った家より高い場合は、差額に長期譲渡所得として20%課税(買った家相当額は課税繰り延べ)されます(買換え特例は所有期間10年超が適用条件のため、自動的に長期譲渡所得となります)。
つまり、買換えによる譲渡益のうち、買換資産の取得価額分については、100%課税を繰り延べることが出来るわけです。
居住用財産の買換え特例の適用条件のうち、譲渡資産の条件は、譲渡年の1月1日における所有期間が10年超、居住期間(居住の日から譲渡の日まで)10年以上、売却額が1億5,000万円以下、です。
また、買換え資産の条件は、家屋の床面積50u以上、敷地面積500u以下、です。
従って正解は、1) (1) 100% (2) 1億5,000万円 (3) 10年
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