問5 2013年9月実技(保険顧客)

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

次に,Mさんは,Aさんが現在加入している定期保険特約付終身保険の保障内容等について説明した。Mさんが,Aさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして,次のうち最も適切なものはどれか。なお,問題の性質上,明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

@)仮に,現時点でAさんが生まれて初めてがんに罹患したと医師によって診断確定され,継続して14日間入院した場合,Aさんに支払われる保険金・給付金の額は, □□□万円となります。また,当該保険金・給付金が支払われた後,6カ月を経過してAさんが不慮の事故により亡くなった場合,奥さまに支払われる死亡保険金の額は,( 1 )です。なお,奥さまに支払われた死亡保険金は,( 2 )の課税対象となります。

A)仮に,現時点で奥さまが骨折により継続して10日間入院した場合に支払われる入院給付金の額は,( 3 )です。

1) (1) 3,200万円 (2) 相続税 (3) 6万円

2) (1) 3,500万円 (2) 相続税 (3) 10万円

3) (1) 3,200万円 (2) 贈与税 (3) 12万円

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問5 解答・解説

生命保険の保障内容に関する問題です。

まず、資料の定期保険特約付終身保険には、「特定疾病保障定期保険特約」が付されているため、問題文の通りガンにかかったときは300万円が支給されます。
「特定疾病保障定期保険特約」は、脳卒中・ガン・急性心筋梗塞になった際に保険金が支払われますが、死亡・高度障害状態に陥った際は、原因が特定疾病でなくても保険金が支払われる特約です。

ただし、特定疾病特約は保険金を受け取ると消滅する(主契約やその他の特約は有効)ため、その後Aさんが不慮の事故で180日以内に死亡した場合、終身・定期保険特約・傷害特約・災害割増特約から保険金が支払われます。
また、災害割増特約や障害特約が支払われるのは、不慮の事故で180日以内に死亡した場合です。
災害割増特約:不慮の事故による死亡・高度障害が支払対象
傷害特約:不慮の事故による死亡・身体障害が支払対象(障害の程度に応じて給付)
よって、支払われる保険金の合計額は、
100万円+2,100万円+500万円+500万円=3,200万円 となります。

また、生命保険の契約者と被保険者が同じで、保険金受取人が異なり、受取人が相続人となる場合、支払われる死亡保険金は、みなし相続財産とされ、相続税の課税対象となります(受取人が相続人でない第3者の場合は、全額が遺贈として相続税の課税対象(死亡保険金の非課税(500万円×法定相続人の数)の適用はありません))。
本問の場合、主契約については契約者と被保険者がAさんで、保険金受取人は相続人となる妻Bさんとなるため、支払われる死亡保険金はみなし相続財産として、相続税の課税対象となります。

なお、ケガによる入院には、災害入院特約(本人・妻型)により1日目から10,000円の入院給付金が支給されますが、「妻の入院日額はAさんの入院日額の6割」ですので、
妻の入院給付金=10,000円×10日間×60%=60,000円
災害入院特約の給付対象:交通事故、薬品等による中毒、自然災害や火災による入院 等

以上により正解は、1) (1) 3,200万円 (2) 相続税 (3) 6万円

問4             問6
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