問17 2013年1月実技(資産設計)
問17 問題文
誠さんは、投資信託に関心を持っており、FPの武井さんに質問をした。投資信託に関する武井さんの次の説明のうち、最も適切なものはどれか。
1.「投資者が間接的に負担する費用として運用管理費用(信託報酬)があり、信託財産の中から所定の金額が日々差し引かれます。」
2.「投資信託説明書(交付目論見書)の交付は投資信託委託会社が行い、信託財産の運用指図等は投資信託受託会社が行います。」
3.「投資信託は、預金に準じる金融商品として、投資元金については、1金融機関ごとに1人当たり合計1,000万円までであれば預金保険制度により保護されます。」
問17 解答・解説
投資信託に関する問題です。
1.は、適切。運用管理費用(信託報酬)は、投資家が負担するコストで、信託財産から差し引かれます。
投信の成績に関わらず差し引かれますので、出来るだけ信託報酬が安いほうが投資家に有利な投信ということになります。
2.は、不適切。一般的な投資信託では、委託者(投資信託委託会社)は、目論見書の作成・交付と信託財産の運用指図、運用報告書の作成・交付を行い、受託者(信託銀行等)は信託財産の保管と実際の運用を行います。
3.は、不適切。預金保険の対象は、預貯金のほか、金融債や信託商品のように、元本保証型の預金に準じる金融商品です。
投資信託は、元本保証ではなく預金保険の対象外ですが、証券会社などの金融商品取引業者が経営破綻した場合に、預けていた株式や債券が返還されないようなときには、投資者保護基金により、1人につき1,000万円まで補償してくれます。
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