問2 2013年1月実技(個人資産)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

ファイナンシャル・プランナーは,Aさんが60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合の老齢基礎年金の年金額を試算した。Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を算出する計算式は,次のうちどれか。なお,年金額は平成24年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。

1) 786,500円×{(396月+36月×1/2)/480月}

2) 786,500円×{(401月+36月×1/3)/480月}

3) 786,500円×{(401月+36月×1/2)/480月}

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問2 解答・解説

老齢基礎年金の支給額に関する問題です。

65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)

Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)

また、Aさんには20歳からの43月の未納期間と、24歳からの36月の全額免除期間があります。
未加入期間と未納期間は、保険料納付済月数にはカウントされないのに対し、全額免除期間は3分の1が保険料納付済期間としてカウント(平成21年3月分まで)されます(平成21年4月以降は2分の1)。
未加入は年金受給資格期間としてはカウントされます。

Aさんの老齢基礎年金=786,500円×(5月+349月+47月+36月×1/3)/(40年×12月)
          =786,500円×{(401月+36月×1/3)/480月 }

従って正解は、786,500円×{(401月+36月×1/3)/480月}

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