問5 2012年9月実技(個人資産)
問5 問題文
社債の特徴としてファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 社債は事業会社等が発行する債券であるため,市場価格は当該発行体の業績等の影響を受ける。
2) 残存期間やクーポンレート等の他の条件が同一であれば,一般的には格付が高い社債ほど,最終利回りが低くなる。
3) 社債の市場価格は発行体の株価等の影響を受けて変動するため,市場金利の影響は受けない。
問5 解答・解説
社債に関する問題です。
1)は、適切。社債とは、営利目的で経済活動をする事業会社等が発行する債券ですので、市場価格は、発行体である会社の業績に影響されます。
例えば、会社の業績が好調であれば、きちんと満期には償還されるだろうということで、社債の市場価格は上昇し(利回りは低下)、業績不調だと、もしかしたらちゃんと償還されないかもしれないということで、市場価格は下落(利回りは上昇)します。
2)は、適切。信用格付の高い債券は、残存期間やクーポンレート等の他の条件が同一の場合は、格付の低い債券と比べると債券価格は高く、利回りは低いです。
信用がある人やモノほど価値が高いとされ(ブランドなど)、借金するときも低い利率で借りられるのと同じです。
3)は、不適切。社債も債券の一種ですから、債券価格は、市場金利の影響を受けて変動します。
例えば、金利が上昇すると、以前の低い金利で発行された債券は人気がなくなりますので、売られやすくなり、債券価格は下落します。
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