問8 2011年9月実技(保険顧客)
問8 問題文
設例の<資料>の生命保険に関するMさんのアドバイスとして,次のうち最も不適切なものはどれか。
1)
「Bさんが保険期間中に死亡した場合,X社に死亡保険金が支払われます。仮に,X社が当該保険金を死亡退職金としてBさんの相続人に支払った場合,その額はBさんの相続に係るみなし相続財産として取り扱われます」
2)
「Bさんが保険期間中に死亡した場合,X社に死亡保険金が支払われます。X社は,当該保険金を事業資金としてX社の借入金の返済や人件費等に充てることもできます」
3)
「当該契約を中途解約した場合,X社に解約返戻金が支払われます。仮に,X社が将来のBさんの退職時にあわせて当該契約を解約し,解約返戻金を役員退職慰労金としてBさんに支払った場合,その額はBさんの一時所得として所得税の課税対象となります」
問8 解答・解説
長期平準定期保険の保険金・解約返戻金に関する問題です。
1)
は、適切。遺族が受け取る死亡退職金で、死亡後3年以内に支給が確定したものは、相続財産とみなされ相続税の対象となりますが、「500万円×法定相続人の数」まで非課税です。
2)
は、適切。長期平準定期保険では、被保険者が保険期間中に死亡した場合の死亡保険金を、企業の事業資金として活用できます。
3)
は、不適切。長期平準定期保険では、保険期間の途中で解約した場合に支払われる解約返戻金を、役員退職金の原資として活用できます。
ただし、役員退職慰労金は退職所得として所得税の課税対象となります。
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