問11 2011年5月実技(個人資産)

問11 問題文と解答・解説

問11 問題文

 《設例》の宅地において建築が許容される建物の(1)建築面積,(2)延べ面積の最高限度の組合せとして最も適切なものは,次のうちどれか。

1)   (1) 360u    (2) 720u

2)   (1) 360u    (2)1,200u

3)   (1)1,200u    (2) 360u

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問11 解答・解説

建築面積と延べ面積に関する問題です。
   建築面積の上限=敷地面積×建ぺい率 です。

角地や防火地域に耐火建築物を建築する場合には、建ぺい率の緩和を受けることが出来ますが、本問では特に記載がないため、単に敷地面積に建ぺい率を乗じるだけでOKです。
よって、建築面積の上限=30m×20m×60%=360u です。

次に、延べ面積の上限=敷地面積×容積率 です。
容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
計算式は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4/10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6/10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。

本問では、前面道路は6m、用途地域は第2種中高層住居専用地域。よって容積率の計算は、
6m×4/10=240% > 指定容積率200%。よって容積率は200%。
従って、延べ面積の上限=30m×20m×200%=1,200u

よって正解は、2)  (1)360u   (2)1,200u

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