問10 2023年1月実技(個人資産)
問10 問題文
甲土地に耐火建築物を建築する場合の(1)建蔽率の上限となる建築面積と(2)容積率の上限となる延べ面積の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
1) (1)300u (2)1,000u
2) (1)350u (2)1,000u
3) (1)350u (2)1,600u
問10 解答・解説
建築面積と延べ面積の上限に関する問題です。
建築面積の上限=土地面積×その土地の建ぺい率 ですが、防火地域・準防火地域で耐火建築物を建築する場合、10%の建ぺい率緩和を受けることができます。
(以前は緩和対象は防火地域のみでしたが、法改正により2019年6月より、準防火地域に耐火建築物を建築する場合でも10%の建ぺい率緩和の対象となりました。)
よって(1)甲土地の建築面積の上限は、
500u×(60%+10%)=350u
次に、延べ面積の上限=敷地面積×容積率 で、容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
計算式は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4/10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6/10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。
前面道路は8m、用途地域は準住居地域ですから、容積率の計算は、
8m×4/10=320% > 指定容積率200%。よって容積率は200%。
従って、(2)延べ面積の上限=500u×200%=1,000u
よって正解は、2
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