問6 2022年9月実技(保険顧客)

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

最後に、Mさんは、AさんがX社を退職した後の健康保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。

1) 「Aさんは、退職日の翌日から最長2年間、健康保険に任意継続被保険者として加入することができますが、保険料はAさんが全額負担することになります」

2) 「Aさんが健康保険の任意継続被保険者とならなかった場合は、国民健康保険に加入します。Aさんが国民健康保険に加入した場合、妻Bさんを国民健康保険の被扶養者とすることができます」

3) 「Aさんが国民健康保険に加入した場合、高額療養費の支給はありません。健康保険の任意継続被保険者には高額療養費の支給がありますので、退職後は、健康保険の任意継続被保険者になることをお勧めします」

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問6 解答・解説

健康保険の任意継続被保険者・国民健康保険・高額療養費に関する問題です。

1)は、適切。健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。ただし、保険料は全額自己負担となります(通常は労使折半)。

2)は、不適切。国民健康保険には被扶養者という制度がないため、加入者全員が被保険者となり、保険料は世帯単位での加入者の所得割や加入者数に応じて支払います。

3)は、不適切。サラリーマンなどの会社員が加入する健康保険や、自営業の人などが加入する国民健康保険では、70歳未満の場合、医療費の自己負担は原則3割ですが、自己負担額には上限があり、自己負担限度額を超えた分については、高額療養費として支給されることになります。

よって正解は、1

問5             第3問

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