問5 2022年9月実技(保険顧客)
問5 問題文
次に、Mさんは、生命保険の見直しについてアドバイスした。MさんのAさんに対するアドバイスとして、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「厚生労働省の患者調査等の各種データによれば、入院日数は年々長期化しており、退院後の通院時の療養に係る費用負担も大きくなっていますので、医療保障を検討する場合は、入院や退院後の通院に対する保障を充実させることが大切です」
2) 「介護保障を検討する際には、保険金額に加え、保険金等の支払事由が保険会社独自のものか、公的介護保険等の社会保障制度と連動しているものか等、どのような場合に保険金や給付金が支払われるか、加入前に確認しておきましょう」
3) 「現在加入している生命保険を払済終身保険に変更した場合、死亡保険金額は減少しますが、現在付加されている入院特約は残り、月々の保険料負担は軽減されます」
問5 解答・解説
医療事情の変化・民間の介護保険・払済保険に関する問題です。
1)は、不適切。医療技術の発達などにより入院日数が減少した結果、通院日数は増える傾向にあります。
このため、「入院○日目から1日○○円お支払い」という入院給付金や退院後の通院保障については、平均在院日数や通院日数の実態を踏まえて、医療保険の加入を検討することが必要です。
2)は、適切。民間の介護保険の支払要件は、公的介護保険の要介護認定に連動するものや、保険契約に定める所定の要介護状態に該当した場合等があります。
よって、加入を検討する際には、支払要件等を確認する必要があります。
3)は、不適切。払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、“保険期間は変えない”で、“保険金額は少ない”保険に変更したもので、付加している各種特約は消滅します(リビング・ニーズ特約は継続)。
よって正解は、2
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