問3 2022年5月実技(個人資産)
問3 問題文
最後に、Mさんは、確定拠出年金の個人型年金について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「Aさんが確定拠出年金の個人型年金に加入し、60歳到達時に通算加入者等期間が10年以上となる場合、60歳から老齢給付金を受給することができます」
2) 「国民年金の第3号被保険者である妻Bさんは、確定拠出年金の個人型年金に加入することができます」
3) 「Aさんが確定拠出年金の個人型年金の掛金を支払った場合、所得税において、その支払った掛金の2分の1に相当する額を、小規模企業共済等掛金控除として総所得金額等から控除することができます」
問3 解答・解説
確定拠出年金の個人型に関する問題です。
1)は、適切。確定拠出年金の加入者期間が、合算して10年以上あれば、60歳から老齢給付金を受給できますが、10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されます。
2)は、適切。確定拠出年金の個人型の対象者は、60歳未満の公的年金(国民年金・厚生年金・共済組合等)の加入者です。
確定拠出年金の個人型は自営業や企業年金のない会社員の人だけが加入対象でしたが、2017年より企業年金のある会社員や公務員、私学共済加入者、専業主婦(夫)や扶養内で働くパートタイマー等の国民年金の第3号被保険者も加入可能となりました。
3)は、不適切。確定拠出年金の個人型の掛金は、小規模企業共済等掛金控除として全額所得控除できます。
よって正解は、3
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