問5 2021年9月実技(保険顧客)
問5 問題文
次に、Mさんは、Aさんが提案を受けた生命保険の保障内容等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「引受基準緩和型の医療保険は、一般に、他の契約条件が同一で、引受基準緩和型ではない通常の医療保険と比べて、保険料が高く設定されています」
2) 「先進医療特約では、契約日時点において厚生労働大臣により先進医療として定められたものであれば、療養を受けた時点において先進医療としての承認を取り消されたものであっても給付の対象となります」
3) 「Aさんが、がんに罹患し、三大疾病一時金特約から一時金を受け取った場合、当該一時金は一時所得として総合課税の対象となります」
問5 解答・解説
引受基準緩和型の保険・先進医療・生命保険の税務に関する問題です。
1)は、適切。保険加入条件を緩和した引受基準緩和型の保険や、医師の審査や告知無しで加入可能な限定告知型の保険は、通常の保険よりも保険料が高く設定されています。
2)は、不適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約で、療養を受けた日時点で公的医療保険制度の給付対象となっていない先進的な医療技術が対象です(加入後に先進医療としての承認を取り消されたものは、支払いの対象外)。
3)は、不適切。入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払われる給付金は、非課税です。
なお、非課税となるのは、受取人が被保険者本人・配偶者・直系血族・生計同一の親族、のいずれかの場合に限られます。
よって正解は、1
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