問4 2021年9月実技(保険顧客)
問4 問題文
はじめに、Mさんは、生命保険の加入等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「生命保険に加入する際には、過去の傷病歴や現在の健康状態などについて事実をありのままに正しく告知する必要があります」
2) 「生命保険は、保険業法に定める保険契約の申込みの撤回等(クーリング・オフ)の対象となり、契約の申込後、所定の期間内であれば、口頭により申込みの撤回等をすることができます」
3) 「生命保険の保障開始の時期(責任開始日)は、一般に、告知日からとなりますが、がんの保障については、通常、契約後に6カ月間の免責期間があります」
問4 解答・解説
告知義務・クーリングオフ・がん保険に関する問題です。
1)は、適切。保険法により、保険契約者や被保険者は、保険契約時に、保険会社に対して持病の有無や病歴などの、保険金支払に関わる告知事項に応答する義務(告知義務)があります。
2)は、不適切。生命保険契約の撤回を希望する場合、契約の申込日または契約申込みの撤回を記載した書面の交付日の、いずれか遅い日を含めて8日以内であれば、書面による申込みの撤回が可能(クーリングオフ)です。
3)は、不適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間(不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます)を設定(90日)しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。
よって正解は、1
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