問2 2021年1月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

下記は、安西家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。

<安西家のキャッシュフロー表>(単位:万円)

※年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2020年を基準年とする。
※給与収入は可処分所得で記載している。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部を空欄にしてある。

1.(ア)341 (イ)21 (ウ)779

2.(ア)342 (イ)▲21 (ウ)779

3.(ア)342 (イ)▲21 (ウ)780

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問2 解答・解説

複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)

(ア)は、4年後の基本生活費で、現在の基本生活費は316万円で変動率は2%です。
つまり、現在の基本生活費を年利2%で4年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、3年後の基本生活費=316万円×(1+2÷100)4乗
             =342.0…→342万円

(イ)は、2年後の年間収支で、年間収支=年間収入合計−年間支出合計ですから、2年後の収入合計672万円から、2年後の支出合計693万円を差し引いた金額です。
よって、2年後の年間収支=672万円−693万円=▲21万円

(ウ)は、1年後の金融資産残高ですから、前年の金融資産残高726万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支46万円を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、46万円を追加するわけです。
よって、
1年後の金融資産残高=726万円×(1+1÷100)+46万円
          =779.26→779万円

よって正解は、2

問1              問3

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