問12 2021年1月実技(個人資産)
問12 問題文
Aさんに対するアドバイスとして、次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「等価交換方式とは、Aさんが所有する土地の上に、事業者が建設資金を負担してマンション等を建設し、完成した建物の住戸等をAさんと事業者がそれぞれの出資割合に応じて取得する手法です」
2) 「甲土地と乙土地を一体とした土地に賃貸マンションを建築する場合、乙土地単独での有効活用に比べて、上限となる容積率が大きくなります」
3) 「甲土地の前面道路(幅員10mの公道)の相続税路線価は、1u当たりの価額が300万円であることを示しています」
問12 解答・解説
土地の有効活用方法・容積率の制限・路線価図に関する問題です。
1)は、適切。等価交換方式は、土地所有者が土地を提供し、不動産開発業者(デベロッパー)等が建設資金を負担してマンション等を建設し、土地所有者と不動産開発業者等が土地と建物(それぞれの一部)を等価で交換する事業方式です。
2)は、適切。隣接した土地を一体利用する際、接する道路が複数ある場合には、広いほうの道路幅を前面道路とすることができます。容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、前面道路幅×4/10または6/10とする必要があるため、前面道路幅が広くなると容積率も大きくなります。
甲土地と乙土地を一体利用する場合、前面道路幅は5mから10mになるため、上限となる容積率も大きくなります。
3)は、不適切。路線価図の価格表示は、千円単位(1u当たり)です。
よって、「300C」という表示は、30万円/uを表します(アルファベットは借地権割合)。
よって正解は、3
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