問16 2019年5月実技(資産設計)
問16 問題文
康太さんには、定年退職時に勤務先から退職一時金2,400万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、康太さんの勤続年数は38年とし、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、康太さんは役員であったことはなく、前年以前に受け取った退職金はないものとする。
<参考:退職所得控除額の求め方>
20年以下:40万円×勤続年数(80万円に満たない場合には、80万円)
20年超 :800万円+70万円×(勤続年数−20年)
1.(2,400万円−2,060万円)×1/2=170万円
2. 2,400万円−2,060万円−50万円=290万円
3. 2,400万円−2,060万円=340万円
問16 解答・解説
退職所得に関する問題です。
退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられます。
よって問題文での退職所得の計算式は、
=[2,400万円−{40万円×20年+70万円×(38年−20年)}]×1/2
={2,400万円−(800万円+1,260万円)}×1/2
=(2,400万円−2,060万円)×1/2
=170万円
従って正解は、2.(3,000万円−2,200万円)×1/2=400万円
よって正解は、1
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