問4 2019年5月実技(個人資産)
問4 問題文
Mさんは、《設例》の米ドル建定期預金等について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「米ドル建定期預金の金利は、アメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)が決定する政策金利に連動します。X銀行以外の金融機関に預け入れた場合でも、預入期間・預入金額・預入日が同じであれば、適用される利率は同じです」
2) 「X銀行に預け入れた外貨預金は、預金保険制度の保護の対象とはなりません」
3) 「米ドル建一時払終身保険の積立利率は、一時払保険料に対する利回りを表しています。高い利回りを享受することを考えた場合、米ドル建定期預金よりも米ドル建一時払終身保険に加入することをお勧めします」
問4 解答・解説
外貨建て金融商品に関する問題です。
1)は、不適切。外貨預金等の外貨建て金融商品の利率や為替手数料は、通貨や利用する金融機関、取扱金額等によって異なります。
一般にネット銀行の方が都市銀行よりも利率は高く、為替手数料は安いですね。
2)は、適切。外貨預金は、預金保険制度の保護の対象外です。
3)は、不適切。外貨建て保険は、最低保証利率を設定している保険もありますが、支払保険料そのものに対する運用利回りではなく、将来の保険金支払いに備えるための、支払保険料における積立金部分に対する外貨ベースの運用利回りです。
よって、預貯金のように、払い込んだ金額全体に利息が付くと勘違いしないように、注意が必要であり、外貨預金と比較するならば、10年後や20年後時点での一時払保険料に対する積立金部分の割合から算出した、実質的な利回りで比較することが必要です。
よって正解は、2
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