3級FP過去問解説 問2 2018年9月実技（個人資産）

Ｍさんは、現時点（平成30年９月９日）においてＡさんが死亡した場合に妻Ｂさんに支給される遺族厚生年金の金額等について説明した。Ｍさんが、Ａさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

「現時点においてＡさんが死亡した場合、妻Ｂさんに対して遺族厚生年金と遺族基礎年金が支給されます。
遺族厚生年金の額は、原則として、Ａさんの厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の（　1　）に相当する額になります。ただし、その計算の基礎となる被保険者期間の月数が（　2　）に満たないときは、（　2　）とみなして年金額が計算されます。
また、長男Ｃさんの（　3　）到達年度の末日が終了すると、妻Ｂさんの有する遺族基礎年金の受給権は消滅します。その後、妻Ｂさんが65歳に達するまでの間、妻Ｂさんに支給される遺族厚生年金の額に中高齢寡婦加算が加算されます」

1)　(1)３分の２　(2)240月　(3)18歳

2)　(1)４分の３　(2)240月　(3)20歳

3)　(1)４分の３　(2)300月　(3)18歳

遺族基礎年金・遺族厚生年金に関する問題です。

遺族厚生年金支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の４分の３で、被保険者期間が300月未満の場合は300月とみなして計算する最低保障 がついています。

また、遺族基礎年金の受給権は、子どもがいる場合は、末子の18歳到達年度末までです。よって、本問の場合、長男Ｃさんが18歳に達した日以後の最初の3月31日を経過すると、受給権を失権します。

よって正解は、３

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