問11 2017年5月実技(資産設計)

問11 問題文と解答・解説

問11 問題文

倉田さんは、個人で飲食店の経営を行っている青色申告者である。倉田さんの平成28年分の所得および所得控除が下記<資料>のとおりである場合、倉田さんの平成28年分の所得税の額として、正しいものはどれか。なお、倉田さんは、平成28年中は事業所得のほかに所得はなく、税額控除や源泉徴収税額、復興特別所得税、予定納税等については一切考慮しないこととする。

<資料>
[平成28年分の所得]
事業所得の金額 1,800万円
※必要経費や青色申告特別控除額を控除した後の金額である。

[平成28年分の所得控除]
所得控除の合計額 250万円
※社会保険料控除、基礎控除など所得金額から差し引かれる金額をいう。
※総所得金額から所得控除を行って課税総所得金額を算出する。

<課税総所得金額に対する所得税の計算方法>
課税総所得金額×(所得税の速算表の)税率−(所得税の速算表の)控除額

<所得税の速算表>

(注)課税される所得金額の1,000円未満の端数は切り捨てること。

1.3,579,000円

2.4,404,000円

3.5,115,000円

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問11 解答・解説

所得税の金額計算に関する問題です。

所得税額=課税総所得金額×税率−速算控除額 です。

課税総所得金額=総所得金額−所得控除額 ですが、倉田さんの所得は事業所得のみですので、総所得金額=事業所得の金額となります。
課税総所得金額=1,800万円−250万円=1,550万円

よって資料の通り、所得税の税率は33%、控除額は153.6万円。
所得税額=1,550万円×33%−153.6万円=357.9万円

よって正解は、1. 3,579,000円

問10              問12

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