問15 2017年1月実技(保険顧客)
問15 問題文
仮に、Aさんの相続が現時点(平成29年1月22日)で開始し、Aさんの相続に係る課税遺産総額(「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」)が3億円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。
<資料>相続税の速算表(一部抜粋)
1) 6,900万円
2) 7,400万円
3) 1億800万円
問15 解答・解説
相続税の総額に関する問題です。
相続税の計算は、課税遺産総額(「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」)をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。
本問の場合、課税遺産総額3億円です。
配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は2分の1、子の相続分は2分の1(子の人数分で分割)ですから、妻Bさんの法定相続分は1/2、長女Cさんと長男Dさんの法定相続分はそれぞれ1/4ずつ(1/2÷2)となります。
妻Bの法定相続分の相続税 :3億円×1/2×40%−1,700万円=4,300万円
長女Cの法定相続分の相続税:3億円×1/4×30%−700万円=1,550万円
長男Dの法定相続分の相続税:3億円×1/4×30%−700万円=1,550万円
従って、相続税の総額=4,300万円+1,550万円+1,550万円=7,400万円 です。
よって正解は、2) 7,400万円
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