問14 2016年5月実技(資産設計)
問14 問題文
下記<資料>の宅地(貸家建付地)について、路線価方式による相続税評価額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、奥行価格補正率は1.0である。また、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
<資料>
※上記宅地の上に賃貸マンションを建築し、賃貸借契約により貸し付けている。
※借家権割合は30%、賃貸割合は100%である。
1.(150千円×1.0×600u )×(1−70%)=27,000千円
2.(150千円×1.0×600u )×(1−30%)=63,000千円
3.(150千円×1.0×600u )×(1−70%×30%×100%)=71,100千円
問14 解答・解説
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
資料の宅地は貸家建付地です。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
資料より、借地権割合70%、借家権割合は30%、賃貸割合は100%です。
(※路線価図の「150C」=150千円/u・借地権割合C)
また、宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積 ですので、
資料の宅地の自用地評価額=150,000円×1.00×600u となります。
以上より、
資料の宅地の評価額=150,000円×1.00×600u×(1−70%×30%×100%)
=150,000円×600u×0.79
=71,100,000円
従って正解は、3.(150千円×1.0×600u)×(1−70%×30%×100%)=71,100千円
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