問6 2016年5月実技（保険顧客）
問6 問題文
《設例》の学資（こども）保険に係る課税関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 「学資（こども）保険の保険料は、所定の要件を満たせば、個人年金保険料控除の対象とすることができます」
2) 「Ａさんが保険料払込期間中に死亡した場合、その後の保険料の払込みは免除されますが、承継契約者である妻Ｂさんが相続する生命保険契約に関する権利の価額は、相続開始時の解約返戻金相当額で評価され、相続税の課税対象となります」
3) 「Ａさんが学資年金を受け取る際に、保険会社所定の据置きを選択し、実際に年金額を受け取らない場合は、所得税および住民税の課税対象にはなりません」
問6 解答・解説
生命保険の商品性・税務に関する問題です。
1)は、不適切。個人年金保険料控除が適用される個人年金は、年金受取人が契約者（保険料負担者）本人か配偶者のいずれかで、かつ年金受取人が被保険者と同一であることが必要です。
学資保険の被保険者は子どもで、受取人は親（契約者本人）ですから、個人年金保険料控除の対象外です。
2)は、適切。学資保険の契約者が死亡した場合、承継契約者が相続する学資祝金と満期祝金に係る受給権の価額は、相続開始時の解約返戻金相当額で評価されます。
3)は、不適切。学資保険や養老保険の満期保険金は、満期時に受け取らず、受取時期を先延ばし（据え置き）することができますが、据置保険金は、満期時に満期保険金を受取ったものとして所得税・住民税の課税対象となります。
問5
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