問2 2015年5月実技(保険顧客)
問2 問題文
次に,Mさんは,Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式として,次のうち最も適切なものはどれか。なお,Aさんは,X社を退職後,60歳になるまで国民年金保険料を納付するものとし,老齢基礎年金の年金額は,平成26年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 772,800円×(444月/480月)
2) 772,800円×{(444月+36月×1/3)/480月}
3) 772,800円×{(298月+36月×1/3)/480月}
問2 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、平成26年度の満額の基礎年金額は、772,800円。
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんの保険料納付済期間は、納付予定も含めて、
146月+298月=444月です。
また、Aさんには20歳からの32月の学生納付特例適用期間があります。
学生納付特例の適用期間は、老齢基礎年金の受給資格期間25年には算入されますが、老齢基礎年金の年金額には反映されません(保険料納付済月数にはカウントされない)。
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
Aさんの老齢基礎年金=772,800円×{444月/(40年×12月) }
=772,800円×(444月/480月)
従って正解は、1) 772,800円×(444月/480月)
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士
(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】