問5 2015年1月実技(個人資産)
問5 問題文
外貨預金に係る課税関係についてMさんがAさんに対して説明した以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る語句の組合せとして最も適切なものは,次のうちどれか。
T)「Aさんが外貨預金に預入れをした場合,外貨預金の利子に係る利子所得は,日本円の預金に係る利子所得と同様に,所得税(復興特別所得税を含む),住民税あわせて20.315%の税率による( 1 )の対象となります」
U)「外貨預金による運用では,外国為替相場の変動により,為替差損益が生じることがあります。為替差益は,( 2 )として所得税(復興特別所得税を含む)および住民税の対象となります。なお,為替差損による損失の金額は,外貨預金の利子に係る利子所得の金額と損益通算することが( 3 )」
1) (1)源泉分離課税 (2)一時所得 (3)できます
2) (1)源泉分離課税 (2)雑所得 (3)できません
3) (1)申告分離課税 (2)雑所得 (3)できます
問5 解答・解説
外貨預金の税制に関する問題です。
外貨預金の利子は、利子所得として一律20.315%の源泉分離課税の対象です。
また、外貨預金の為替差益は、雑所得として総合課税の対象です。
なお、外貨預金の為替差損は、利子と損益通算できませんので、損失が出ても、利子から源泉徴収された税金を返してもらうことはできません。
※損益通算できない 所得(雑所得や一時所得)の損失は、ゼロとして所得がなかったものとして扱われます。
したがって正解は、2)(1)源泉分離課税 (2)雑所得 (3)できません
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