問4 2015年1月実技(個人資産)
問4 問題文
外貨預金についてMさんがAさんに対して行った説明に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 「米ドル建定期預金の満期時の為替レートが,預入時の為替レートに比べて円安・米ドル高となった場合,円換算の運用利回りは向上します」
2) 「米国の金利が上昇し,日本の金利が低下した場合,米ドル建投資の魅力が増すことから,円を売却し米ドルを購入する動きが加速し,その結果,円高・米ドル安となります」
3) 「国内金融機関に預け入れた外貨預金は,元本1,000万円までとその利息が預金保険制度による預金保護の対象となります」
問4 解答・解説
外貨預金の仕組みに関する問題です。
1)は、適切。外貨預金は、預入時より満期時の為替レートが円安になっていると、為替差益が発生しますので、円換算の投資利回りは向上します。
例:1ドル100円時に預入、1ドル120円時に満期になると、20円分の差益が発生。
2)は、不適切。A国の金利が上昇し、B国との金利差が拡大していく過程では、今後高金利が見込まれるA国通貨の需要が高まるため、金利が高い国の通貨高・金利が安い国の通貨安の要因となります。
3)は、不適切。外貨預金は、預金保険制度の保護の対象外です。
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