問2 2014年9月実技(資産設計)
問2 問題文
下記は、有馬家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
<有馬家のキャッシュフロー表>(単位:万円)
※年齢は各年12月31日現在のものとし、平成26年を基準年とする。
※記載されている数値は正しいものとする。
※問題作成の都合上、一部空欄にしてある。
1.空欄( ア )に入る数値とその求め方:「224×(1+0.02)=228」
2.空欄( イ )に入る数値とその求め方:「567−457=110」
3.空欄( ウ )に入る数値とその求め方:「347×(1+0.01)+(572−456)=466」
問2 解答・解説
複利計算に関する問題です。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
1.は、不適切。(ア)は、3年後の基本生活費で、現在の基本生活費は224万円で変動率は2%です。
つまり、現在の基本生活費を年利2%で3年間の複利計算をした金額ということですね。
よって、3年後の基本生活費=224万円×(1+2÷100)3乗
=237.71059≒238万円
2.は、適切。年間収支=年間収入合計−年間支出合計 ですので、
現在の年間収支=567万円−457万円=110万円
3.は、適切。(ウ)は、1年後の金融資産残高ですから、前年の金融資産残高347万円に、変動率1%の増加分と、1年後の年間収支116万円(572万円−456万円)を加えた金額です。
つまり、1年間の複利計算で前年の金融資産残高より1%上昇した金額に、116万円を追加するわけです。
よって、正解は、
1年後の金融資産残高=347万円×(1+1÷100)+116万円
=466.47≒466万円
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】