問3 2014年9月実技(個人資産)
問3 問題文
Mさんは,Aさんが60歳に達するまで国民年金の保険料を納付した場合の老齢基礎年金の年金額を試算した。Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額を算出する計算式は,次のうちどれか。なお,老齢基礎年金の年金額は,平成26年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 772,800円×(22月/480月)
2) 772,800円×(474月/480月)
3) 772,800円×(480月/480月)
問3 解答・解説
老齢基礎年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、平成26年度の満額の基礎年金額は、772,800円。
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんは昭和50年4月から474月厚生年金に加入し、その後国民年金に加入予定です。
老齢基礎年金の支給額にカウントされるのは、20歳以上60歳未満の加入期間ですから、厚生年金加入期間のうち、20歳未満と60歳以降の期間は除外します。
よって、Aさんの保険料納付済月数は、20歳以上60歳未満までの480月です。
また、Aさんに保険料の免除分はありませんので、免除分調整月数は0です。
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
Aさんの老齢基礎年金=772,800円×480月/(40年×12)
従って正解は、3) 772,800円×(480月/480月)
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