問5 2014年9月実技(保険顧客)
問5 問題文
次に,Mさんは,個人年金保険の一般的な商品性について説明した。Mさんの,Aさんに対する説明として,次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「定額個人年金保険の契約時に選択した年金の種類や受取方法は,被保険者の死亡などのやむを得ない事情がある場合を除き,変更することはできません」
2) 「変額個人年金保険は,払い込んだ保険料が特別勘定で運用され,その運用実績によって将来受け取ることができる年金額が変動します」
3) 「個人年金保険料税制適格特約が付加されている個人年金保険に医療保険特約を付加した場合,主契約の保険料だけでなく,その特約部分の保険料も,個人年金保険料に係る生命保険料控除(個人年金保険料控除)の対象となります」
問5 解答・解説
個人年金の商品性に関する問題です。
1)は、不適切。個人年金は、契約時に年金の種類や受取方法を選択しますが、受取り開始時に一時金で受け取ったり、夫婦年金にするなど、年金の種類や受取方法を変更可能です。
2)は、適切。変額個人年金では、払い込まれた保険料は、年金支払開始時までは特別勘定(元本や利率の保証無しに運用成績に応じて実績配当)で運用され、株式や債券などで運用される保険料の運用実績によって年金額や解約返戻金額などが増減します。
3)は、不適切。生命保険料の主契約と特約の保険料は、保障内容ごとに3つの保険料控除に分類されます。
一般生命保険料控除:生存・死亡に基因して保険金・給付金を支払う部分
介護医療保険料控除:入院・通院等にともなう給付部分
個人年金保険料控除:個人年金保険料税制適格特約が付加された個人年金
従って、個人年金に医療保険特約を付加した場合、特約部分の保険料は、介護医療保険料控除の対象となります。
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】