問13 2014年5月実技(資産設計)
問13 問題文
平成26年5月2日に相続が開始された鶴見正太郎さん(被相続人)の<親族関係図>が下記のとおりである場合、民法上の相続人に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、記載のない条件については一切考慮しないこととする。
<親族関係図>
※二男は期限内に家庭裁判所で手続きを行い、相続を放棄した。
1.相続人は、妻、長男、長女である。
2.相続人は、妻、長男、長女、孫である。
3.相続人は、妻、長男、長女、二男、孫である。
問13 解答・解説
法定相続人に関する問題です。
配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となります。
従って、本問では配偶者である妻と、子3人が法定相続人となるはずですが、子3人のうち二男は相続放棄しています。
相続放棄すると、「初めから相続人とならなかったもの」としてみなされるため、相続放棄した人に子供がいる場合でも、その子供が代襲相続人にはなりません。
よって、本問の法定相続人は、配偶者である妻と、長男・長女の3人となります。
従って正解は、1.相続人は、妻、長男、長女である。
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