問5 2014年5月実技(保険顧客)
問5 問題文
次に,Mさんは,一時払終身保険の特徴や加入時の留意点について説明した。Mさんの,Aさんに対する説明として,次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「一時払終身保険は,契約時に解約返戻金の額が確定しており,契約後いつ解約しても解約返戻金が支払保険料を下回ることはありません」
2) 「Aさんが銀行の窓口において一時払終身保険に加入した場合,当該保険契約は預金保険機構による保護の対象となります」
3) 「一時払保険料は,その全額が支払った年の生命保険料控除の対象となるため,翌年以降の生命保険料控除の対象とすることはできません」
問5 解答・解説
一時払終身保険の商品性に関する問題です。
1)は、不適切。一時払終身保険は、保険料を最初に払い込んでしまうことで、一生涯の保障と貯蓄性を兼ね備えた生命保険ですが、契約から短期間で解約すると、解約返戻金が一時払保険料を下回ることがあるため、加入時に長期的な視点で検討することが必要です。
(もし下回らないのであれば、全くのノーリスク金融商品になってしまいますが、そんなウマイ話はありません。)
2)は、不適切。銀行の窓口で契約(加入)した生命保険契約は、生命保険契約者保護制度による補償対象です(銀行は単なる保険の代理店)。
3)は、適切。一時払保険料は、全額が支払った年の生命保険料控除の対象ですので、翌年以降には控除の対象外です。
一時払いに似た支払方法として、将来の保険料の全部または一部を一括して払込む前納保険料がありますが、前納保険料の場合は、毎年1年分の保険料を払っていると解釈されるため、各年中の払込期日の回数に応じた金額(保険料)が、毎年生命保険料控除の対象となります。
(生命保険料控除には上限がありますから、節税効果は前納の方が高いですが、保険料は一時払いの方が安いです。)
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