問2 2014年5月実技(保険顧客)
問2 問題文
次に,Mさんは,Aさんが原則として65歳から受給することができる老齢基礎年金および付加年金の年金額を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金および付加年金の年金額の計算式として,次のうち最も適切なものはどれか。
なお,Aさんは65歳になるまで厚生年金保険に加入し続けるものとし,老齢基礎年金の年金額は,平成25年10月時点の価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて計算するものとする。
1) 778,500円×(35月/480月)+400円×35月
2) 778,500円×(480月/480月)+200円×35月
3) 778,500円×(480月/480月)+400円×35月
問2 解答・解説
老齢基礎年金・付加年金の支給額に関する問題です。
65歳から受給できる老齢基礎年金の計算式は以下の通り。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)
まず、平成25年度10月時点の満額の基礎年金額は、778,500円。
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんは60歳以降も厚生年金の被保険者として65歳まで加入予定です。
老齢基礎年金の支給額にカウントされるのは、20歳以上60歳未満の加入期間ですから、厚生年金加入期間のうち、20歳未満と60歳以降の期間は除外します。
よって、Aさんの保険料納付済月数は、20歳以上60歳未満までの480月です。
Aさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
Aさんの老齢基礎年金=778,500円×{480月/(40年×12月) }
=778,500円×(480月/480月)
次に、国民年金の付加年金は、月額400円の付加保険料で、「200円×付加保険料納付済月数」分の年金額を老齢基礎年金に追加して受け取れます。
Aさんの場合、20歳から22歳までの35月分の付加保険料を納付していますので、
付加年金=200円×35月 となります。
従って正解は、2)778,500円×(480月/480月)+200円×35月
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】