問11 2014年1月実技(個人資産)
問11 問題文
甲マンションの購入にあたっての留意点等に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 甲マンションは築年数が10年を超えているため,所得税の住宅借入金等特別控除の適用対象とはならない。
2) 登記には公信力があるため,不動産登記記録に所有者として記録されている者から甲マンションを取得した場合,Aさんは甲マンションの所有権を必ず取得することができる。
3) 土地・家屋の固定資産税の納税義務者は,毎年1月1日現在で所有者として固定資産課税台帳に登録されている者であるが,一般には,売主と買主の間で,売買契約等により固定資産税の負担割合を所有期間で按分し,精算する。
問11 解答・解説
住宅ローン控除・登記記録・固定資産税に関する問題です。
1)は、不適切。中古住宅を取得する場合、住宅ローン控除を受けるには、取得日以前20年以内(耐火建築物の場合は25年以内)に建築されたものか、一定の耐震基準に適合するものであることが必要です。
2)は、不適切。不動産の登記には公信力がありません。
このため、登記記録を正しいものと信用して取引を行っても、その内容が真実と異なっていた場合でも保護されません。
3)は、適切。固定資産税の納税義務者は、毎年1月1日現在の所有者(固定資産課税台帳に土地・家屋の所有者として登記・登録されている者)です。
ただし、売主と買主の間で、売買契約等で固定資産税の負担割合を所有期間で按分・精算するのが一般的です。
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