問9 2014年1月実技(保険顧客)
問9 問題文
長男Bさんは,契約者(=保険料負担者)および死亡保険金受取人をX社,被保険者を長男Bさんとする生命保険に新規加入することを検討している。Mさんの,長男Bさんに対する説明として,次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「終身保険に加入し,Bさんの将来の社長退任時に当該保険契約を解約した場合,その解約返戻金をBさんの役員退職慰労金の原資として活用することもできます」
2) 「定期保険に加入し,万一,Bさんが保険期間中に亡くなられた場合,その死亡保険金をX社の事業資金として活用することもできます」
3) 「保険期間をBさんの勇退予定年齢までとする逓増定期保険に加入した場合,保険期間満了時に支払われる満期保険金をBさんの役員退職慰労金の原資として活用することもできます」
問9 解答・解説
生命保険を活用した退職金等の準備に関する問題です。
1)は、適切。終身保険は、契約後一定期間が経過すると解約返戻金が生じますが、終身保険を解約し、この解約返戻金を役員退職金の原資として活用することが出来ます。
2)は、適切。定期保険では、被保険者が保険期間中に死亡した場合の死亡保険金を、企業の事業資金として活用できます。
3)は、不適切。逓増定期保険は、保険期間の経過とともに死亡保険金額が逓増(徐々に増える)しますが、支払保険料は一定です。定期保険ですから保険期間満了時に満期保険金はありませんが、解約返戻金を活用することで、死亡退職だけでなく、引退時の役員退職金の準備することが可能です。
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