問5 2013年9月実技(個人資産)
問5 問題文
X社株式についてMさんが説明した次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 業界平均のPER(株価収益率)が12倍であった場合,X社のPERはこれを下回る。
2) 10年長期国債の最終利回りが0.8%であった場合,X社の配当利回りはこれを下回る。
3) X社は輸出中心の企業であるため,円安の進行は一般に株価にとって好材料となる。
問5 解答・解説
株式指標と変動要因に関する問題です。
1)は、適切。PER(株価収益率)とは、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示すものです。
PER(株価収益率)=株価/1株当たり純利益(EPS)
よって、X社のPEF=800円÷(120億円÷1億株)=6.66倍 < 業界平均12倍
2)は、不適切。株式の配当利回りは、今株を買った場合に、1年間にもらえる配当金を利子と考えて、何パーセントになるのかを算出したものです。
配当利回り=1株当たり年間配当金/株価×100
よって、X社の配当利回り=12円/800円×100=1.5% > 10年長期国債の最終利回り0.8%
3)は、適切。円安ドル高が進行すると、円ベースの販売額が増大するため、輸出型企業の株価の上昇要因となります。
1ドル80円時に1ドルで売ってた商品が、1ドル100円になれば円ベースでは100円の売り上げに増大しますから、輸出型企業にはプラス要因となるわけです。
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