問3 2013年9月実技(個人資産)
問3 問題文
Aさんの老後の年金収入を増やす方法についてMさんが行ったアドバイスに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 「Aさんは,過去の国民年金の保険料全額免除期間に係る保険料を遡って納付することにより,老齢基礎年金の年金額を増やすことができます」
2) 「Aさんは,国民年金の定額保険料のほかに月額200円の付加保険料を納付することにより,老齢基礎年金の受給時に付加年金を受給することができます」
3) 「Aさんは,60歳以降も国民年金に任意加入して保険料を納付することにより,老齢基礎年金の年金額を増やすことができます」
問3 解答・解説
追納・付加年金・任意加入に関する問題です。
1)は、不適切。国民年金の免除期間の保険料は、過去10年までさかのぼって追納できます(学生納付特例による猶予分も同様)が、Aさんの場合、免除期間は20年以上前のため、追納して満額の基礎年金に近づけることはできません。
2)は、不適切。国民年金の第1号被保険者は、付加保険料として月額400円を納付することで、老齢基礎年金受取り時に、付加年金として「加入した月数×200円」を受給できます。
3)は、適切。国民年金加入者は、保険料納付済期間が40年間(480月)に満たない場合や、受給資格期間が25年に満たない場合は、60歳以後も国民年金に任意加入できます。
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