問5 2013年5月実技(個人資産)
問5 問題文
債券投資についてファイナンシャル・プランナーが説明した次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 債券や債券の発行体の信用状態に関する評価の結果を記号等で示したものを信用格付といい,一般に,CCC(トリプルC)以上の格付が付されていれば投資適格債券とされる。
2) 一般に,信用リスクの高い発行体が発行する債券は,表面利率等の他の条件を同一とすれば,信用リスクの低い発行体が発行する債券に比べ債券価格は低く,利回りは高くなる。
3) 個人向け国債は比較的安全性が高い債券とされているが,購入の際には価格変動リスクや期限前償還リスクを十分に考慮する必要がある。
問5 解答・解説
債券の信用格付に関する問題です。
1)は、不適切。債券の格付けは、第三者である格付機関が行っている(例:ムーディーズ、スタンダード&プアーズ)、債券や債券の発行体の信用評価の結果です。
格付けAAA〜BBBは投資適格とされ、これより下のクラス(BB以下)は投機的、または投資不適格とされます。
2)は、適切。信用リスクが高い=信用度が低い、信用リスクが低い=信用度が高い、ということですので、信用度が高ければ、みんなが欲しがって価格は上がり、利回りは下がる=ローリスク・ローリターンとなり、逆に信用度が低いと、欲しがる人は減るので価格は下がり、利回りは上がる=ハイリスク・ハイリターンとなります。
よって、信用リスクが高い債券は、信用リスクが低い債券よりも、債券価格が低下し、利回りは高くなります。
3)は、不適切。個人向け国債は、国が元本と満期までの利払いを保証し、中途換金の際は国が額面金額で買い取りますので、価格変動リスクや期限前償還リスク(満期前に発行元の都合で償還されてしまい、期待していた利子を受け取れないリスク)がない、非常に安全性の高い債券といえます。
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