問1 2013年1月実技(資産設計)
問1 問題文
ファイナンシャル・プランニング業務を行うに当たっては、関連業法を順守することが重要である。ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)の行為に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.社会保険労務士資格を有していないFPが、顧客の持参した資料を基に公的年金の受給見込み額を計算した。
2.生命保険募集人登録をしていないFPが、顧客の保険証券を見ながら生命保険契約の内容について説明をした。
3.弁護士資格を有していないFPが、報酬を得る目的で、遺産分割で争っている顧客の代理人となって、遺産分割交渉を行った。
問1 解答・解説
FP倫理と関連法規に関する問題です。
1.は、適切。弁護士・社労士資格のないFPでも、顧客の公的年金の受給見込み額の計算を行うことは可能です。
ただし、公的年金の請求手続きの代行等は、弁護士・社労士資格のないFPはできません。
2.は、適切。生命保険募集人の登録をしていないFPでも、生命保険契約の内容説明を行うことは可能ですが、生命保険の募集行為はできません。
3.は、不適切。弁護士資格のないFPは、遺産分割交渉の代理や法律判断に基づく和解案の提案等は、非弁行為に該当するため、できません。
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