問14 2013年1月実技(個人資産)

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文

妻Bさんが,Aさんから相続税評価額3,000万円の自宅の敷地および建物を受贈し,贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合,納付すべき贈与税額として最も適切なものは,次のうちどれか。なお,妻Bさんはこれ以外の贈与を受けていないものとする。
〈贈与税の速算表〉


1) (3,000万円−2,500万円−110万円)×20%−25万円=53万円

2) (3,000万円−2,000万円−110万円)×40%−125万円=231万円

3) (3,000万円−2,000万円)×40%−125万円=275万円

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問14 解答・解説

贈与税の配偶者控除による贈与税額に関する問題です。

贈与税の配偶者控除とは、夫婦間で居住用不動産や居住用不動産の取得資金を贈与した場合、最高2,000万円を配偶者控除額として控除できる特例です。
また、贈与税の配偶者控除は、暦年課税の贈与税の基礎控除110万円と併用可能です。

よって、3,000万円の居住用不動産の贈与を受け、贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合、
課税対象の贈与額=3,000万円−2,000万円−110万円=890万円

速算表より、税率は40%ですから、
贈与税額=890万円×40%−125万円=231万円

従って正解は、
(3,000万円−2,000万円−110万円)×40%−125万円=231万円

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