問13 2012年5月実技(個人資産)
問13 問題文
妻Bさんが,Aさんから相続税評価額3,000万円の居住用不動産の贈与を受け,贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合,妻Bさんが納付すべき贈与税額として最も適切なものは,次のうちどれか。なお,これ以外に妻Bさんが贈与を受けた財産はないものとする。
〈贈与税の速算表〉
1) (3,000万円−2,000万円−110万円)×40%−125万円=231万円
2) (3,000万円−2,000万円)×40%−125万円=275万円
3) (3,000万円−1,500万円−110万円)×50%−225万円=470万円
問13 解答・解説
贈与税の配偶者控除に関する問題です。
贈与税の配偶者控除とは、夫婦間で居住用不動産や居住用不動産の取得資金を贈与した場合、最高2,000万円を配偶者控除額として控除できる特例です。
また、贈与税の配偶者控除は、暦年課税の贈与税の基礎控除110万円と併用可能です。
よって、3,000万円の居住用不動産の贈与を受け、贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合、
課税対象の贈与額=3,000万円−2,000万円−110万円=890万円
速算表より、税率は40%ですから、
贈与税額=890万円×40%−125万円=231万円
従って正解は、
(3,000万円−2,000万円−110万円)×40%−125万円=231万円
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