問15 2013年1月実技(個人資産)
問15 問題文
長男Cさんおよび長女Dさんへの生前贈与に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 長男Cさんが相続時精算課税を選択する場合,長女Dさんも相続時精算課税を選択しなければならない。
2) 長男Cさんおよび長女Dさんが,Aさんの相続開始前3年以内にAさんから暦年課税により贈与を受けた財産の価額は,原則として,Aさんに係る相続における相続税の課税価格に加算される。
3) 収益物件である賃貸アパートの敷地および建物を長女Dさんに贈与した場合,原則として,Aさんの相続財産について,贈与分を減少させる効果に加え,長女Dさんが今後の賃貸収入を受け取ることにより相続財産の増加を防ぐ効果もある。
問15 解答・解説
生前贈与に関する問題です。
1)は、不適切。相続時精算課税は、受贈者である子それぞれが、贈与者(父・母)ごとに選択できますので、長男Cさんが相続時精算課税を選択したからといって、長女Dさんも選択する必要はありません。
2)は、適切。相続開始前3年以内の贈与については、贈与時の価額で相続税の課税価格に加算されます。
3)は、適切。生前贈与を行うと、贈与した分の相続財産を減少させることができますが、収益物件を生前贈与すると、以後の家賃収入を贈与を受けた人が得ることで、相続財産の増加を防ぐ効果があります。
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