3級FP過去問解説 問6 2013年1月実技（個人資産）

Ａさんが，仮に，平成24年中に特定口座の源泉徴収選択口座を利用し，Ｘ社株式を設例の条件で1,000株購入し，１株当たり700円ですべて売却した場合に徴収される所得税および住民税の合計額は，次のうちどれか。なお，Ａさんにはこれ以外にこの年における株式等の譲渡はなく，また税金以外の費用等は考慮しないものとする。

1)　10,000円

2)　20,000円

3)　30,000円

株式の税務に関する問題です。

上場株式の売却差益は、株式等の譲渡所得として一律10％の申告分離課税です。ただし、源泉徴収有りの特定口座の場合は一律10％が源泉徴収されます。
（ただし、平成26年分からは一律20％（復興所得税含まず）となる予定です）

本問の場合、設例によると購入時の株価で600円で1,000株購入（取得）し、その後700円で売却（譲渡）していますから、
株式等の譲渡所得＝総収入金額（譲渡価額）−必要経費（取得費＋委託手数料等）
　　　　　　　　＝700円×1,000株−600円×1,000株＝100,000円
よって、所得税と住民税の合計＝譲渡所得100,000円×税率10％＝10,000円

従って正解は、10,000円

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