問5 2013年1月実技(個人資産)
問5 問題文
X社株式について,ファイナンシャル・プランナーがAさんに対して行った次のアドバイスのうち,最も適切なものはどれか。
1) X社株式は業界で最も事業規模の大きい銘柄であるため,X社株式を購入するにあたっては,株価が大きく下落するリスクを考慮しなくてよい。
2) X社は輸入中心の企業であるため,円高の進行は一般的に株価にとって好材料となる。
3) 配当金の額はあらかじめ定められているため,今期も1株当たり12円の配当金が必ず支払われる。
問5 解答・解説
株式投資のアドバイスに関する問題です。
1)は、不適切。業界最大手企業であっても、その株価が大きく下落することは有り得るため、株式購入時には価格下落のリスクを考慮することが必要です。
(企業自体は好調であっても、不景気や取引先の業績低迷で価格が下落することはよくあります。)
2)は、適切。原材料を輸入して加工品を国内で販売するといった、輸入中心の企業の場合、円高が進行すると、原材料を安く調達できるようになるため、一般的に株価にとって好材料となります。
3)は、不適切。配当金の額は、企業の業績や経営方針等によって変更されるため、必ず一定の配当金が支払われるとは限りません。
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