問8 2012年5月実技(保険顧客)
問8 問題文
設例の生命保険に関するMさんの説明として,次のうち最も不適切なものはどれか。
1) 「この生命保険は,満期保険金および解約返戻金がない死亡保障重視の保険であり,その分,保険料水準が低く設定されています」
2) 「Aさんが死亡した場合にX社に支払われる死亡保険金は,X社の借入金の返済等に充当することもできます」
3) 「Aさんの将来の退任時に,契約者をAさん,死亡保険金受取人をAさんのご家族に名義変更し,この保険を役員退職金の一部としてAさんに支給することができます」
問8 解答・解説
長期平準定期保険の保険金・解約返戻金に関する問題です。
1)は、不適切。長期平準定期保険は、保険期間満了時に満期保険金が支払われない、掛け捨て型の保険ですが、保険期間の途中で解約した場合には解約返戻金が支払われます。
この解約返戻金が、保険期間の6割程度の時点が最も高い返戻率(解約返戻金額÷払込保険料累計額)となるため(実質100%超)、役員退職金に充てるためによく利用されるわけです。
2)は、適切。長期平準定期保険では、被保険者が保険期間中に死亡した場合の死亡保険金を、借入金の返済や人件費等の企業の事業資金として活用できます。
3)は、適切。長期平準定期保険は、契約者を役員本人、死亡保険金受取人を配偶者等に名義変更することで、役員退職金の一部として現物支給 できます。
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