問6 2012年5月実技(保険顧客)
問6 問題文
Mさんは最後に,公的介護保険や民間の介護保険について説明した。Mさんの説明として,次のうち最も適切なものはどれか。
1) 「Aさん
は公的介護保険の第2号被保険者に該当しますので,特定疾病による要介護状態または要支援状態と認定された場合に保険給付を受けることができます」
2) 「公的介護保険では,要介護状態または要支援状態の区分ごとに支給限度額が定められており,利用者は,原則として,かかった費用の2割を自己負担します」
3) 「民間の介護保険は,各保険会社の定める所定の要介護状態に該当した場合に一時金が支払われる仕組みになっており,現在のところ,年金が支払われる商品はありません」
問6 解答・解説
公的・民間の介護保険に関する問題です。
1)は、適切。公的介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者です。
第2号被保険者は、保険者から特定疾病による要介護状態または要支援状態と認定された場合に、保険給付を受けられます。
つまり、若いうちはアルツハイマーなどの特定の病気が原因でないと介護保険は利用できないわけです。
2)は、不適切。公的介護保険の介護給付・予防給付のサービスは、要介護・要支援状態区分に応じた支給限度基準額が設定されており、原則として実際にかかった費用の1割が自己負担ですが、支給限度基準額を超えた部分は全額自己負担です。
3)は、不適切。民間の介護保険は、各保険会社の定める所定の要介護状態になった場合、保険金が支払われる仕組みとなっており、「一時金(介護一時金)」「年金(介護年金)」「一時金と年金の併用」の3種類があります。
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